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ICEM、4年間の行動計画を決議

13 October, 2005

加盟費値上げに関する決議: 2004年1月1日付で組合員一人あたりの加盟費は2.1スイスフランから2.4スイスフランに値上げ。その後、2005年、2006年、2007年に加盟費はベルギーのインフレ上昇率に沿って値上げされる。

地域代表の議席・表決権: 規約第19条の変更で、各地域組織内の諸国間の定数議席振り分けは当該地域内の加盟組織の表決により決定するものとする。その場合、世界大会開催年までの3年間に実際に納入した加盟組合人員数の平均を、あるいは前の世界大会以降連盟に加盟した組織の場合は実際に納入された加盟人員数分の比例海損分を基に表決するものとする。

世界大会間の期間:  2007年に開催される予定の次回世界大会は再び11月に開催されるものとする。

最低レベルの加盟費:  規約第10条の変更で、加盟費納入グループDの下で支払われる最低費レベルのサービス加盟費の項を削除する。

中欧地域加盟組織の加盟費納入グループの変更:  5つの異なった諸国の5組織の署名を得て提出された緊急決議。中欧地域加盟組織の加盟費納入グループをBからCに変更。

原子力発電:  ICEMは最善の安全衛生及び環境保全を保障するため、原子力発電の‘最善慣行’を推進することに関する一般決議。当該決議案はローマで開催したICEMエネルギー産業部会世界会議で採択された行動計画の中で使われている表現を組み込むとともに、ICEMは国際原子力エネルギー機関とILOに対し原子力エネルギー内の統一基準を求めている。

ICEMとして世界平和運動の一旦を担う:  ICEMは各地域組織に対し平和と社会正義を求める運動に連携することを奨励する決議。一部修正あり。修正部分はICEM執行委員会に対しILOの中核的条約及びICEM政策に基づいた地域レベルでの連携に関するガイドラインを決定するように呼びかけるとともに、各地域組織はICEMに対し状況進展について通知することを求めている。

ペルーの労働法: ICEMとしてペルーの新労働法を即時採択を支持し、ペルー政府に対し結社の自由、団体交渉権、ストライキ権などの特定労働基準を順守することを求める一般決議。また、ペルー政府に対し鉱業における労働安全衛生に関するILO条約176号を、批准と多国籍鉱山企業に対し環境保全を、ペルーの鉱山税は鉱物採掘が行われている市町村に全て分配することを求める決議。

ICEMリオティントグローバルネットワーク:  リオティントネットワークは引き続き、リオティント労働者を代表して、活動を展開するとともに、当該鉱山企業の反労働組合的慣行に抗議するため、労働者の戦線を統一していくことを誓言する決議。

世界の貧困:  ICEM 加盟組織は開発援助協力資金を増額することによって、特に通貨投機に最低レベルの課税を支持する政策を通じて援助資金を増額することにより、世界の貧困を撲滅させるために、加盟組織は関係政府に影響力を及ぼすよう要請する決議。

連帯コンパクト:  現在の労働力の移動状況を背景に、ある国から別の国に転勤する労働者が新しい国において関係労働組合と協議し、加盟することができるようなシステムを導入する必要性について、ICEMとして検討することを求める決議。

グローバルユニオンの人的財的資産:  ICEMとして、製造業のナショナルレベルの産別労働組合組織間の協力関係を推進するといる視点からグローバルユニオンとのコンタクトを強化する方向で運動を展開し、今後の労働組合組織体制をグローバルユニオン会議での討議のテーマとすることを求める決議。また、成果が上がった労働組合協力体制及び合併事例についての特別研究の実施を求め、次回のICEM執行委員会のために草案を策定を要請する決議。

グローバル連帯プロジェクト:  ICEMとしてこれまで以上に援助組織と密接な協力関係を持ち、適正なパートナーに様々なプロジェクトで得た経験を提供することに関する決議。このようなプロジェクトを活用し、地域レベルのフォローアップの調整や今後の調整のパートナーとしての労働組合を確認することを優先。

グローバル協約:  グローバル協約締結に向けての活動を強化し、新しい労働組合グローバルネットワークを創設し、既存のネットワークを再強化することについての決議。また、地域組織にグローバル協約についてのモニター及びフォローアップについてこれまで以上の責任を付与することを求める決議

青年労働者:  ICEM 三役会議に対し、青年労働者のICEM活動及び組織体制への参加を組織、推進する戦略を策定することを求めた決議。また、当該決議ではICEM青年労働者委員会の設置を求め、ローカルレベル、地域レベル及びナショナルレベルにおいてフォローアップすることを奨励。

教育訓練教育課程:  グローバル化の様々な側面に関連する教育訓練のプロジェクト活動の実施を担当する小規模な委員会を設置するかどうかについてICEM三役会議及び執行委員会に検討を求める決議。

ビルマ:  日本の加盟組織が提出した決議。当該決議は、ICEMがビルマの軍事政権の抑圧的制度である強制労働の使用と民主的権利を非難することを明確に記録に残すと共に、ICEMとして、他のグローバルユニオンとともに、現在拘束されているアン・サン・スーチー氏並びにビルマ民主主議ナショナルリーグのリーダーたちの即時釈放を求め立ち上がることを誓言する決議。

グアテマラのグッドイヤー労働者に対するICEM連帯支援:  グアテマラのグッドイヤ-タイヤ労働者に対し連帯支援供与の決議

世界大会以降の優先活動事項検討作業委員会:  第3回ICEM世界大会は今後4年間、書記局が優先するべき活動について詳細に報告する世界大会以上優先活動事項検討作業委員会文書を承認、採択。

コロンビアに関する決議 (三役会議に審議が付託され、2003年10月9日採択): コロンビアの労働者及び労働組合役員の暗殺について世論に訴えるため、ICEM及び他のGUFに必要な資産を提供するよう求め、事実関係調査委員会派遣を否決したILO理事会のポジションを非難し、コロンビア鉱山エネルギー省に対し民営化政策の変更を強く要請し、コスタ電力会社とカリベ電力会社を所有するエネルギー多国籍企業ユニオンフェノサに対し、組合破壊工作をストップするよう求めると共に、グローバル協約締結に向けてガラス産業のグローバルネットワーク設置するよう要請する決議。