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マンフレッド・ワーダICEM書記長からリベリアのサーリーフ大統領に宛てた書簡の邦訳

11 December, 2007

エレン・ジョンソン・サーリーフ リベリア大統領閣殿
The Executive Mansion
PO Box 9001
Capitol Hill
Monrovia, County of Monteserrado
LIBERIA

拝啓

リベリアのハーベルにあるファイヤーストーンゴム農園に働く労働不安を受け、ICEMの世界各国の労働組合の仲間を代表し、ICEM加盟組織であるリベリアファイヤーストーン農業労働者組合(FAWUL)の認知プロセスを迅速に進めていただくようお願いするために、当該書簡を送付申し上げます。

先週の労働不安の激発は残念な事件でした。しかしながら、FAWUL 労組の幹部たちは私どもに対し、労働者がストライキをしないよう出来るだけのことをした、との言質を与えています。現在、リベリア警察はストライキとその後の暴動を駆り立てた、との理由で数人の労働者を逮捕した、と聞き及んでいます。これらの労働者に恩赦を付与するようお願いいたします。

職場の雰囲気の正常化並びに安定した労使関係は、正当な労働組合が登録された場合、ファイ、当該労働組合がファイヤーストーンゴム農園に働く労働者を代表し代弁するその合法的労働組合活動を完全に行使することができれば、ヤーストーンゴム農園においも実現可能である、と確信しております。
世界の自由な労働組合を代表し、私たちはファイヤーストーン農業労働者組合の正当性の認知に向けて、リビア政府内において、貴殿の影響力をご発揮くださるよう要請します。私たちは、労働者により選出されたFAWUL幹部役員の認知と、ファイヤーストーン現地経営中枢による誠実かつ前向きな姿勢での当該組合との団体交渉の実施について、貴政府の保障を求めたいと考えます。ハーベルにおいて先週起きた残念なストライキに関し、非難するべきは労働者ではなく、彼らのフラストレーションのみです。労働者たちはもうすでに何ヶ月も職場の問題についての彼らの正当な発言権を否定され続けています。
上述の問題に対する貴殿の迅速なご留意、ご配慮をお願いいたします。この問題について労使の和解についてICEMとして出来ることがございましたら、どうぞ何時でもご連絡くださるよう、お願い申し上げます。
敬具,

マンフレッド・ワーダ
ICEM書記長