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第4回ICEM世界大会歓迎メッセージ

2 October, 2007

 親愛なる世界大会参加者の皆様、

 第4回ICEM世界大会にご参加くださる皆様を心からご歓迎申し上げます。ICEMが労働者のため、また、社会的大義のために、少なからず役割を果たした国、タイにおいて本世界大会を開催する運びとなったことを大変誇りに思います。

センゼーニ・ゾクワナ, ICEM会長

 ほんの1年前に軍隊によるクーデターを経験した国で、何故、ICEMは世界大会を開催するのか、という問題について論議もありました。この問題について、私たちがタイの加盟組織と協議した結果、私たちが世界大会を開くことはやがてタイで自由で民主的な総選挙が実施されることについての希望と期待の象徴となる、とタイの加盟諸組織は私たちに保障してくれました。この言質が意味することは、ICEMがタイで展開してきた活動の質を証明するものであり、また、このすばらしい国にはまだまだ実施しなければ成らない取り組みがある事実を示唆することである、と考えます。
 
 本世界大会はICEMにとって歴史的起点となります。急速に進むグローバル化の波が、今、世界の労働者の生活に影響を及ぼしている中、世界の労働組合運動は結束し、労働者の利益を擁護するために団結することを誓言しました。第4回ICEM世界大会ではGUF諸組織のファミリー及び他の世界の労働組合諸組織間の協力関係の高揚を含み、いくつかの重要問題について討議があります。私たちは、ICEM組織対象産業の全ての部門において持続可能な発展に関する強力な政策を策定するプロセスを開始します。また、私たちはますます脅威を増している契約・派遣労働および私たちの職場や労働者の生命に惨劇をもたらすHIV/AIDSの禍に挑戦することについての私たちの誓約を再確認します。

マンフレッド・ワーダ, ICEM書記長

 本世界大会は世界鉱工業労連に加盟していた労働諸組合のICEMへの統合を記念する大会でもあります。私たちはこれらの労働組合を歓迎すると共に、WFIWの皆様が私たちの組織体制に参与してくださる結果、ICEMがさらに強くなる、と確信しております。
 
 本世界大会で大きな成果を収めようではありませんか。また、私たち労働者が当面する諸問題に対応するため、団結と連帯の士気を以って、活発な運動を展開しようではありませんか。

友愛を込めて、

センゼーニ・ゾクワナ     マンフレッド・ワーダ