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声明文 グッドイヤーグローバル労働組合ネットワーク

12 April, 20072007年3月19日―20日、米国オハヨー州アクロン

グッドイヤータイヤ&ラバー社に雇用されている組合員を組織する世界12カ国の労働組合の代議員50名は、世界各地のグッドイヤー社の事業所に働く労働者のための正義を獲得するため、私たちが進めているコミットメントの一環としてここに結集した。

グッドイヤーグローバル労働組合ネットワークは世界各地のグッドイヤーの事業所で働く労働者が相互に擁護し、前進することをめざし、1999年3月、オハヨー州クリーブランドにおいて創設された。その後、当該ネットワークは、グッドイヤーに働く労働者と彼らを組織する労働組合の団結のために重要な役割を果たしてきた。

グッドイヤータイヤ&ラバー社は、近年、事業部門の拡大とグローバル化を展開してきた。当該多国籍企業は世界28カ国で操業し、2006年、200億ドルの純売上高を上げた。

グッドイヤー社の規模の拡大状況及びグローバルレベル事業展開状況を考察する場合、グッドイヤーグローバル労働組合ネットワークに参加する労働組合がグッドイヤー社に働く世界の労働者の権利を守り、権利の行使を推進していくことについて、再度誓言することが肝要である。これらの取り組みの一環として、私たちはネットワーク運営委員会の任務の実効性の向上とネットワーク内のコミュニケーションの拡大と改善についてここに誓約するものである。

私たちは、近年の活動及び協力体制を再検討した後、グッドイヤーの現在の情勢と将来戦略について協議した。参加した各労働組合は母国の経済情勢の概観及び関係グッドイヤー事業所の労働条件の詳細についての情報を提供した。

特に、まず労働安全衛生問題を手始めに、グッドイヤー経営中枢とグローバル協約を締結することについて特に留意された。

当該会議において、ネットワークの活動の調整を規定する規則を手続きの上から修正した。運営委員会の新委員が選出され、全米鉄鋼労連(USW)副会長トム・コンウェイが議長に選ばれた。

多くの労働者の団体交渉権を無視され、労働組合活動家が当たり前のごとく解雇されるという、長年にわたるタイの問題についても、各国の状勢を検討する議題の中に協議した。タイの組合委員長のアナン・ポヌングはこの状況並びに彼が解雇された状況の背景について詳細に説明した。ネットワークはポヌングに強力な支援を付与することを表明するとともに、彼の正当な職場復帰を要求した。

また、ネットワークは近年亡くなったグッドイヤーネットワークの関係者、前USW前会長のジョージ・ベッカー、グッドイヤーグローバル労働組合ネットワーク創設に携わった前USW副会長のディック・デーヴィス及び前USW執行委員兼当該グローバルネットワーク特別顧問のベルナード・クレイマンを哀悼した。

最近実施された米国及びカナダでの交渉について活発な討議が行われた。両国の組合員の連帯の結果、86日間のストに耐え、最終的に協約を獲得した事実について、会議参加者は拍手を以って賞賛した。

ネットワークはまた、南アフリカ及びトルコなどの諸国で予定されている団体交渉についても討議し、強力な連帯支援が表明された。